その過去も現在も未来も

いろいろなオタクです。

NEWSアルバム ♯11『STORY』

ついに来ました。

NEWS4部作の締めくくりにして、現時点での最新アルバム。

 

STORY(2020.3.4)

 

1.STORY

4部作もラスト、ツアーのオープニングで歌われた記憶も新しいリード曲。 長めのイントロが、これまでの3作で言う冒頭インストの役割も果たしていそう。 シリーズ完結作らしく、N,E,Wの3作を彷彿とさせる言葉が散りばめられた歌詞も印象的。聴く上で一番のフックとなるのはやはり「そして僕ら2020 夢見たあの場所へ」でしょうか。

 

2. SEVEN

前トラックから間髪入れずに始まる2曲目。しかしこのタイトルはなんだろう?4+7で11になるのはわかるけど、サッカーソングでもないし。4人になってから7つ目のアルバムだからという話も聞いたことがありますが、果たして…? C&Rも出来て盛り上がる曲なので、いずれまた歌っていただきたい曲ではある…

 

3.SUPERSTAR

結果的に最後となったサッカータイアップソング。ヒロイズムさんかと思えばやっぱりヒロイズムやなとなる音の作り。良曲。 Aメロの歌詞が1番2番ともに平仮名表記なの好き。 手越さん&加藤さんの大サビソロリレーの高揚感と美しさは4人体制のNEWSの結晶。

 

4.We Never Gave Up -Interlude-

加藤さんの語り。「挫折」というテーマから、幾度にも渡るメンバー脱退を乗り越え、なお前向きに進んでいこうという覚悟を込めたお話。次の曲とセットで聴くのがいいですね。

 

5.何度でも

NEWSのこれまでを振り返り、これからを見据えて更に進んでいく。 1〜9まで重ねるカウントはオリジナルメンバーの人数。 これまでNEWSに関わってきた人達、NEWSを応援してきた人達、そしてNEWSというグループそのものへのラブソングなのかなと感じました。

 

6.What is Love? -Interlude-

小山さんによる「真実の愛とは何か?」という語り。ファン、メンバー、家族に対しての一生続く愛が自分の存在意義だと語る小山さん。それを受けて、次はラブソングパートです。

 

7.STAY WITH ME

ミディアムテンポの一目惚れラブバラード。夏の海で女性をナンパしたり深夜バスでナンパしたりするこれまでの楽曲からは考えられないぐらいピュアな歌詞。だけどそれも不思議としっくり来てるのは流石に白をイメージカラーに持つグループと行ったところ。「Just Stay…Stay with me uh」のパートではメンバーの歌の巧さを堪能出来ます。

 

8.Perfect Lover

「初恋以上ロマンス未満」というトキメキワードの威力よ。 歌詞は総じて徹底的にポジティブな言葉で構成されてるんですけど、押し付けがましくないので、どんな気分の時も結構サラッと聴ける曲です。リズムも気持ち良くて、「ドラマティックにGood Morning/ファンタスティックにGood Tonight」の軽い押韻も好きです。 トラックの最後、メンバーへの質問コーナーから次の曲へと繋がります。

 

9. Love Story

シングル。王道ラブソング。 近年のNEWSの曲はラップに近い、メロディのあるラップのようなパートがあることが多いですが、この曲もですね。穏やかに聴ける一方で情感もきっちりあるという、いい曲です。

 

10. Commitment -Interlude-

増田さんの語り。「こだわり」というテーマから責任→愛、と論を展開したところから何やら不穏な語り口(褒め言葉)に。そこからの流れはもう背筋がヒュッとなりますね。どこからが台本…?

 

11.エス

冒頭からバチバチにキメてくる増田さんのラップ。それを受けて手越さんのBメロからの高音シャウト。小山さんの気怠げで淡々とした低音。最後に全てを攫っていく加藤さんの囁き。4人NEWSの一つの到達点なのかなと。

 

12.トップガン

シングル。Love Storyとの両A面。 「凛々咲いたトップガン」とか「一旦の謳歌」とか、漢語の使い方が上手いなと思いました。言葉のリズムが聴いていて気持ち良い曲です。 Cメロで細かいリズムを刻む年長組→大サビの年少組ソロリレーという展開も良いですね。

 

13. Prime Time of My Life -Interlude-

手越さんの語り。最高な時間を共有したいのは「ファンの子」だと語る手越さん。彼の往く道がこれからもその言葉通りでありますように。

 

14.君の言葉に笑みを

ファンの皆様からNEWSに伝える生の「夢」を乗せたこのアルバムらしいハートフルな一曲。こういう心のやりとりに、NEWSというアイドルは長けてるなぁと思います。 個人的には、「大きくなったらジャニーズになりたい」と話す男の子に将来ジャニーズに入ってほしい。笑

 

15.クローバー

希望〜Yell〜をサンプリング。4人がそれぞれ担当するパートの歌詞を書いて持ち寄って出来た曲。僕が加藤担を名乗る理由はこの曲の彼の書いた歌詞に凝縮されてると言っても過言ではないでしょう。 いい曲。聴いてくれ。

 

16. NEW STORY

本編最後。四部作の締めくくりにして新たな出発を告げる曲。エンディングにしてオープニング。リアルなストーリーたるそれぞれの人生にも投影出来る応援歌。 「何度 夢に敗れ 夢にはぐれ ここまで来ただろう 生きていく 一度きりの 物語が 自分(きみ)のSTORY」

 

17.戀(Vo.増田貴久

Greeeenさんが今度はソロへの提供。「いとしいとしというこころ」で戀。 増田さんのいい声が純粋に堪能出来る、素朴ながら名バラードです。

 

18.Narrative(Vo.加藤シゲアキ

「Narrative」も「STORY」も物語のこと。シゲアキ先生の頭の中は一体どうなってるんや(褒めてる)と聴き手を悩ませる名曲。低音で攻めてからの終盤の急展開。かっこいい。 物語は立ち止まらず進んでいくんですね…!

 

19.STAY ALIVE(Vo.小山慶一郎

かねてから温められていた、と伝えられる曲。かっこいい音作りに比してメッセージソングでもあります。「I was alone Can I still live here?」とか「光のないパレード 孤独の最果て」とか、歌詞が本当に重い。それでもなお「あなたのヒカリになりたい」と歌う小山さんが素敵です。

 

20.プロポーズ(Vo.手越祐也

これは最高のハッピーエンドなんでしょうか。この曲が意図されていたところは僕にはわかりませんが、手越さんがファンを想う気持ちには一つも嘘はないのだな、と思わされます。観たり聴いたりする度に元気と活力をくれる、手越さんはそういうアイドルでした。

 

総評

優しいアルバムですねぇ… 人の人生に寄り添ってくれる、自分のありのままを肯定した上で進んでいくことを許してくれる、優しいアルバムだなぁという印象です。それでいてエスみたいな新しい挑戦も織り込んでくるし、飽きの来ない良い作品です。4人のNEWSと3人のNEWSの境目に建てられた、優しい記念碑。

個人的に特に好きな曲を挙げるとすれば、クローバー、NEW STORY、エス、STORY、トップガン、あと加藤さんのNarrativeあたりになりますかね。

 

というわけで、NEWSのアルバムレビューは以上です!

新しいリリースがあったり、もしくは他のグループのアルバムについても機会があれば書くかもです…!

これからもよろしくお願いします。ではでは!

 

 

 

 

 

 

 

NEWSアルバム ♯10『WORLDISTA』

更新めっっちゃ間が空いてしまいました。みなさんお元気ですか?

私は今回の文章を2ヶ月かけてちまちま書いてました。

言うてる間に新曲出ますね。

「U R not alone」「「生きろ」」に続く、応援歌生まれ応援歌育ちのNEWSによるどストレートな応援歌「未来へ」

「BURN」の熱いロックサウンドは継承しながらも、よりお洒落でポップに仕上がった「ReBorn」

どちらも楽しみですね。公式YoutubeチャンネルさんにはMVも上がってますのでぜひぜひ(ステマ

ということで行ってみましょう。今回は仮想世界です。Three,two,one,Worldista!

※斜体字を含むトラックは曲ではなくインターです。世界観を解くために重要なポイントとなります。

WORLDISTA(2019.2.20)

 

1.ログインシークエンス -INTER-

今回は仮想空間への旅。ゲームみたいで面白そう!

 

2.WORLDISTA

リード曲。4部作の3作目らしく、かなり「前々作・前作を踏まえた世界観の作品である」ということが強調されております。 また、"S"という最後の頭文字が未だ残されていることも示唆されています。これは次回作への伏線ですね。わくわく。

 

3.オリエンテーション -INTER-

仮想世界"WORLDISTA"の説明。NEWSのメンバーと色々なイベントが楽しめるわけですが…?

 

4.DEAD END

エンジンがかかってレースに出発する曲。この世界での本格的な冒険がここから始まります。 絶望的なタイトルとは裏腹に、希望に溢れた歌詞が印象的です。 ありったけの熱量(バワリー)握りしめて行きましょう。

 

5. CASINO DRIVE

レースの次は、スリル満点の駆け引きが行われるカジノ。賭ける対象は恋心。Targetは君のことと強気に歌う手越さんはパブリックイメージそのもの。 前曲の勢いを受け、やんちゃな4人衆NEWSが聴き手のボルテージを更に上げる…そんな印象の曲です。

 

6.インビジブルダンジョン

こちらはかなり世界観強めの曲。RPGっぽい曲ですよね(語彙力)。人生というダンジョンにおいて、自分という見えない敵に打ち勝っていけ!といった感じですかね…? 「地下室」と書いて「ジブン」と読ませていた、NEVERLANDの『ミステリア』を彷彿とさせます。

 

7.第一チェックポイント

小山さんの声でスペシャルボーナス、そしてワールディスタカップへの案内がされます。次はe-sportsゾーン!

 

8.SPIRIT

BLUEの陰に隠れがち(イメージ)ながら、ポップで聴きやすい良い応援ソング。ストリングスとキーボードが親しみやすさを演出してるんですかね(?) Aメロの小山さんの重低音、お腹に来る感じで最高ですね。こういう歌い手がいると楽曲の幅が広がるんですよね。

 

9. BLUE

シングル。サッカーワールドカップロシア大会のタイアップソング。如何にもサッカー応援ソングという感じで、「さあ日本代表を応援しましょう!」みたいなわかりやすいメッセージソングなんですが、そこに押し付けがましさが一切なく(政治的な意味はないです念の為)、聴きながら否応無く「うおおおお!!!」とテンションが上がってしまいます。Cメロの増田さんのラップに近い譜割りの細かいメロディーからの手越さんの雄叫びも最早サッカータイアップの定番パターンですが、それがかっこいいんですよそれが!

 

10.FIGHTERS. COM

タイトルを打とうとするとすぐ謎のリンクに繋がってしまうことでお馴染み、べらぼうにかっこいいロックナンバー。NEWSはこういう曲も出来るんですよね。増田さんの爆イケラップや手越さんの荒れ狂ったシャウトもさることながら、個人的には最大の聴きどころは加藤さんの「不動の魂」「孤高の魂」です。数年前までの彼では考えられなかったような音域(大変失礼)。高音を張るタイプの楽曲で手越さんと加藤さんの2枚看板が使えるのがこれからのNEWSの強み!だったんですが…。

 

11.発表会 -INTER-

7つのエレメント、 8つの惑星、 9つのイノベーティブ、 そして耳から脳へシンクロする10個目のプロダクト、WORLDISTA…!

 

12. Digital Love

タイトルの通り、これまでのNEWSの楽曲の中でも上位に来そうなピコピコ具合。歌詞はいかにも王道のロマンチックなラブソングといった感じ。こういう楽曲を嫌味なく歌えるのはNEWSの強みか。理想のデートをメンバーがエスコート!的な世界観に浸れるわけですが、例に漏れずこの曲にも4部作のヒントとなる単語が色々と散りばめられてそうで、油断ならない…

 

13.リボン

伴奏はピアノ一本、珠玉のバラード。個人的には増田さんの曲というイメージ。この曲の増田さんの発声すごいですよね。空気の量の違いなのか、どこから声出してます?というか。掴もうとしてもするりと抜けてしまう声というか。 そして歌詞。ふわっと聴くと「失恋ソングかな?」という印象を最初受けたんですが、 「塵のように漂うボクは 空には届かないよ」 「消えてゆく炎」 このあたりの歌詞で「あ、死別やな」と察しが付きます。歌詞中で亡くなった方の存在も、するりと抜けて空へ行ってしまったのかな…と。手を伸ばすことも出来ずに。そういう世界観と増田さんの儚げな歌い方が重なるような気がします。個人的に。 長くなりましたが最後に言わせていただくと、小山さんが苦しそうに歌う「あなたいないから」は絶品です。切なくて苦しくてどうにもならない歌詞を歌う天才、小山慶一郎

 

14.クイズ -INTER-

ここで意味深なクイズパート。テゴシゲのお2人が参加。最後の手越さんの回答「クリスマス!」から間髪入れずに次の曲へ繋がります。

 

15.サンタのいないクリスマス

こんなに明るい失恋ソング聴いたことないっすね。切ない想いを綺麗に纏めた歌詞、意外とドッシリしてて安定感のある音作り。あとシンプルにメロディが良い。NEWSの良い曲には高確率でヒロイズムさんが関わってるの法則。

 

16.strawberry

季節外れの9月のイチゴ。NEWSメンバー作詞、15周年の記念曲。ギターで弾き語りするのが似合いそうで、なんか個人的にはアメリカンっぽい印象(?)。shareや愛言葉と比べると"大人になって落ち着いたからこそ歌える愛"みたいな感触ですかね。大人の愛と友情って感じ。 あと、「7月4日に生まれた僕」という冒頭のインパクトよ。

 

17.「生きろ」

シングル。NEWSに数ある命を削る系応援歌(今命名)の最高峰の一つ。タイトル通り、生きることへの飢餓を強烈に煽る曲ではないでしょうか。 この曲のリリースの少し前にグループに起こったこと、またリリース前後の時期からこの3年の間に起こったこと。それを経て今も「懸命に誓った仲間の絆を道しるべに」歩みを止めないNEWSというグループに最大限の敬意を。

 

18.エンディング -INTER-

ゲームの結果発表、そしてワールディスタカップへの重要な案内がなされ、アルバム本編は終幕です。

 

19.Symphony of Dissonance(Vo.増田貴久

前年のThunderと同じクリエイターさんの作。増田さんをよく理解している方々と思われます。 クラシカルかつダンサブルといった感じの曲で、増田さんの新境地。難解な歌詞は丁寧に味わっていきたいですね。「明晰夢に立て篭もろう」が好きです。抑えた声のラップも張り上げた声のサビも両方堪能出来るのもポイントです。

 

20.Dolls(Vo.手越祐也

NEWSの手越祐也としてライブで披露された、結果的に最後のソロ曲。 「世は舞台 人は皆役者」というシェークスピアの喜劇の有名な一節が引用されています。この世という舞台で演じるアイドルという存在とは、「俺は人形なんかじゃない」と叫ぶ本当の手越祐也とは…? 考えさせられます。

 

21.Going that way(Vo.小山慶一郎

謡曲路線が多いイメージだった、小山さんの新境地となるEDMナンバー。当時の時世柄というか、小山さんのアイドルとしての新たな決意表明という印象を受けます。 個人的には次作の「STAY ALIVE」と合わせて聴いてみるのもいいかなと。

 

22. 世界(Vo.加藤シゲアキ

作り込まれたサウンドが多い加藤ソロの中では比較的シンプル、アコギ主体の曲。反面歌詞は哲学的。悩みながらも希望はある、という感じ。ここで言葉を尽くすよりもじっくりと聴いてほしい← 個人的にも色々悩んでるときに救われた、一見冷めてるのに熱を保った熱い曲です。

 

総評

前2作の世界観を受けてのバーチャルな世界をコンセプトにしたアルバムですが、一方で前2作よりもリアル寄りというか、ストレートに親しみやすい応援歌やラブソングが多いなと感じました。

また小山さんや加藤さんの歌唱力上昇に伴い、より「チームとしてのNEWS全員」で音楽を作っている感が今まで以上に強く、成熟した大人のグループという印象を受けました。strawberryのようにこのタイミングの4人をリアルに感じ取れる(厳密には少し先行で発表された楽曲ですが)曲が収録されているのも感慨深いです。

 

というわけで(もはや私がランキングつけるよりもまず全曲聴いた方がいいような気もしますが)今回の個人的ベスト5をば!

気分によっても変わるんですが、今は

1位 「生きろ」

2位 CASINO DRIVE

3位 FIGHTERS. COM

4位 Dolls

5位 リボン

ぐらいですかね~

ではでは!

 

 

NEWSアルバム ♯9『EPCOTIA』

今回のレビュー(というか感想)は四部作の二つ目です。

それではどうぞ。

※斜体字を含むトラックは曲ではなくインターです。案内人やメンバーが世界観について説明してくれます。

EPCOTIA(2018.3.21)

 

1.EPCOTIA SAFETY GUIDE -INTER-

今回のテーマは宇宙旅行。導入としての搭乗案内です。

 

2.EPCOTIA

リード曲。人類が宇宙に飛び立った歴史、太陽系の8つの惑星を歌い込むサビ、壮大な歌詞に心躍ります。 前回に続き、"7"という数字(地球を除く7つの惑星)、そして後々を見るに"ネガエバ"という歌詞がキーワードになりそうですね。

 

3.KINGDOM

恒例となったサッカーソング。手越さんが大サビで絶叫するのもお馴染み。"ONE" "ANTHEM"など過去のタイトルを引用してるのも良い。明るく突き抜けすぎない曲調もアルバムの色にマッチしている。

 

4.TWINKLE STAR

まさにトゥインクル(?)。繰り返されるイントロのモチーフが心地よい、煌びやかな失恋ソング。

 

5.ワープ中 -INTER-

前作・NEVERLANDのキャスト紹介インストを思わせる、テンポの速い音作り。 「機内音楽」という表現が印象的です。

 

6.LPS

シングル。 なんかそこはかとなくAIさんっぽい。コーラのCMに使われてそうやな。

 

7.恋する惑星

ワクワクドキドキする恋の巡り会い、Boy meats GirlならぬMars meats Venusといった趣。惑星達は果たして分かりあえるんでしょうか。

 

8.JUMP AROUND

増田さんプロデュースの一曲とのこと。ヒップホップ色が強い、ストリートなナンバー。増田さんのラップからの手越さんのBメロの盛り上がり、サビ主旋は加藤さんで低音パートは小山さん。適材適所の采配です。

 

9.ドッキング -INTER-

ドッキングとは2機の宇宙船の結合のこと。カウントダウン"0"で音が止み、ドッキング完了。次の曲が始まります。

 

10.AVALON

AVALONは伝説の島。寂しくなったら時空を飛び越えてまた戻って来よう、と歌う別れの歌。桜ソング…ではあるんですが、さくらガールのようなミディアムバラードではなく、EDMっぽい音作りで声は加工されまくり。日本語の美しさと要所要所で挿入される英語のノリの良さが共存する、稀有な楽曲です。

 

11. IT'S YOU

個人的に、本作随一の問題作。どんなに回り道をしても最後は君の元へ戻って来てしまう、と綴る愛の歌ということで、聴き手をキュンキュンさせる仕組みかと思うんですが・・・ちょっと待てぃ!!!この主人公、ただの優柔不断で気の多いチャラ男ちゃうんか!?!相手の女の子、さっさと他の誠実な人の元に行った方が絶対幸せになれるやろ!!!と、こう思うわけです。それでも主人公を待っていてくれる”君”、人間心理とはかくも複雑なものなのか・・・と噛みしめる曲です。僕にとっては。

 

12.異星人とのコンタクトについて

宇宙旅行といえば宇宙人。その存在は果たしてロマンかリアルか。どちらにせよ、乗務員の皆さんは頼もしいですね。

 

13.UFO

ピンクレディーじゃないよNEWSだよ。個人的にはこのアルバムを象徴する曲がコレかなと思います。宇宙人とのラブロマンスとも、女性をUFOに喩えたとも取れる斬新な曲。個性は強いですがしっかりと盛り上がれる曲でもあります。大サビの加藤さん→手越さんのソロリレーは最大の聴きどころ。この2人の配置は前作の「ミステリア」と一緒ですね。

 

14.EROTICA

EPCOTIAじゃないよEROTICAだよ。冒頭の口笛がまず強い印象を残す。1番はシゲマスで掛け合い→コヤテゴのソロリレー、という構成。2番は逆順なんですが、Bメロがイレギュラーなメロディー。細かくリズムを刻む増田さんが爆イケでMVP。 高音から低音まで、メンバーの高い歌唱力が堪能できます!

 

15.BLACKHOLE

アルバムの佳境らしく、スケールが大きい曲ですよね。実は歌詞を見ると熱いラブソングです。全体的にはヒップホップっぽい音作り(?)で、増田さん主体のカッコつけたラップと手越さんのサビでのシャウトという取り合わせが面白いです。

 

16.星に願いを

前作収録「ORIHIME」を想起させるタイトルがまず印象的。冒頭、「恋をした〜」と弛緩したテンポで入ってくる増田さんの柔らかい声の響きで一気に曲の世界観に引き込まれます。失恋バラードなのに一貫して明るいメロディーは、曲の終盤で"さよならじゃないから 僕らがまた出逢えるように"と綴られる希望を表しているかのよう。

 

17.イノセンス

宇宙旅行から地球に帰ってくる曲でしょうか。前作の「流れ星」にあたるような曲。"もう会えないと知って また明日と言った"の矛盾するエモさよ。2番の頭に散りばめられたキーボードの音も好きです。過ぎ去った季節の記憶が背中を押してくれる、という表現、またイノセンスというタイトルは「エンドレス・サマー」を下敷きにしているようにも解釈出来ますね。

 

18.帰り道 -INTER-

ありがとうございました!また利用するね〜!

 

19.HAPPY ENDING

ポジティブな励ましに満ちた大団円ソング。まさにハッピーエンディング。

 

20.プラトニック(Vo.手越祐也

手越氏、2年ぶりのラブバラード。サビでオクターブ違いの旋律が同時並行するのが特徴的。大サビ、"綺麗な嘘で抱いて"で上のメロディーが突き抜けてくるのに鳥肌。"醒めない夢がいいの このまま2人がいいの"と感情を爆発させる歌詞・ボーカルが聴き手の涙を誘います。

 

21.銀座ラプソディ(Vo.小山慶一郎

元は小山Pのユニット曲。ロメオ2015以来の脱退メンバーとの曲ですね。小山さんには「過去を隠さずにいてくれる」という安心感を感じます。 哀愁たっぷり、良い曲です。

 

22.氷温(Vo.加藤シゲアキ

加藤先生のお洒落な側面。ESCORTとごっちゃになることがあるのは音作りが少し似てるからでしょうか。よく聴くと(よく聴かなくても)失恋ソングなんですよねコレ。"テーブルに落ちてしまった氷が溶けてく時が止まればと心で願ってる"の表現が何とも文学的。最後の"ひょうおん"は一体…?

 

23.Thunder(Vo.増田貴久

スーパーニコニコアイドル・増田貴久の本音…が少し見えた…ような曲でしょうか。彼の本心は誰にもわからない。しかし普段優しい歌声を聴かせることが圧倒的に多い彼の叫び、これは多くの人に衝撃を与えたのではないでしょうか。とにかく歌詞を観ながら一聴がオススメです。

 

総評

音を聴いた印象としてはEDM(いわゆるピコピコした音)やヒップホップっぽい肌触りの曲が多かったり(この辺の専門知識はありませんが…)、一見前作以上に玄人向けなアルバムという感想を持ちました。一方で歌詞は、アルバムコンセプトに合わせた浮世離れしたものが多い一方、キャッチーな恋愛や別れを歌っている曲も多いので、そういう意味では取っつきやすくもあるかな?と思いました。

 

最後に、今回のおすすめベスト5!

1位 イノセンス

2位 AVALON

3位 Thunder

4位 EPCOTIA

5位 EROTICA

 

ではでは!!

 

 

 

 

NEWSアルバム ♯8『NEVERLAND』

お久しぶりです!

NEWSが3人になって1年のタイミングで出る新曲『BURN』、楽しみですね!

というわけで参りましょう。

 ※斜体字を含むトラックは曲ではなくインターです。案内人やメンバーが世界観について説明してくれます。

NEVERLAND(2017.3.22)

 

 

1.“The Entrance”

NEVERLANDの案内人、ミスター・インポッシブルの登場。 ここを入り口に始まるのは夢の世界。テーマパークに入るかのようなワクワク感が高まったところで、アルバムの本格的な幕開けとなります。

 

2.NEVERLAND

オープニング曲。ハリーポッターですか…?という第一印象。後に説明される"7つのエレメント"はじめ、このアルバムの世界観を現すワードが散りばめられている。間奏に入る子供の声(?)は4部作のアルバムオープニング曲に継承される要素。

 

3.アン・ドゥ・トロワ

最初の印象は朝食タイムに聴きたい優雅な曲…かと思えば18禁ソングやんけ!! 君とイきたい splashなshow time。 何となくお洒落な言葉選びと音作りでコーティングされて、結果的に洗練された仕上がりになってるのが凄い。

 

4.EMMA

アメリカンハードボイルドシングル。トンチキかと思いきやそうでもない、西部劇ですか?みたいな世界観。かっこいい。 "ギターを抱いて下手なアルペジオさ""こっちは引き下がり方知らない男""サヨナラまで2cm"あたりのワードセンスが至高。歌詞が天才。手越さんのワンちゃんのお名前でもありますね。

 

5.“7 Elements"

NEVERLANDの世界を構成する7つのエレメント(成分・要素)がここで語られます。炎・水・光・踊・音・魔・愛。このアルバム〜ライブツアーで繰り広げられるエンターテイメントの構成要素という感じですかね。

 

6.Brightest

タイトルの通り、煌びやかな音作りが特徴的。ヒップホップグループm-floの提供曲らしく、押韻が歌詞の随所になされていて気持ちいいですね。軽やかなラブソングです。

 

7.Silent Love

"朝靄に煙る街角 それぞれの明日を迎えた"という情景描写が気怠げな感じを演出する失恋ソング。 1番・2番ともに加藤→小山→手越とソロで回す歌割りは斬新。 ラップ担当として開眼した(?)増田貴久が最大の注目ポイント。

 

8.恋を知らない君へ

シングル。ピアノとストリングスが爽やかさと切なさを引き立てる、珠玉のラブバラード。その爽やかさたるや三○矢サイダーのよう。 やるせない余韻の残る加藤さんの"よかったのに…"と手越さんが大サビ前のハイトーンで叫ぶ"Wow"が個人的イチオシです。

 

9.“Neverland Cast Members”

NEVERLANDのキャスト、つまりNEWSのメンバー紹介。 バックの音楽はこれまでに比べてスピード感を増します。これから何が起こるんだろうか。聴き手を徐々に高揚させたところで汽車の出発です。

 

10.ミステリア

KinKi兄さんが歌ってそうな歌謡曲。個人的には本作ではこれが最推し。 "汽車"というモチーフ、"ツアー""5つの駅"といったキーワードが散りばめられ、考察しがいがある曲です。 NEVERLANDというコンセプトを差し引いても、自分と静かに、それでいて激しい内面を持って向き合える曲だと思います。 歌詞もあげればキリがありませんが、1番Bメロラスト、増田さんが"流れてゆくサクラの雪 狂ったように ヒラ ヒラっと待った"と歌い、2番の同じ箇所で加藤さんが"溢れてゆくサクラの影 狂ったように ユラリ泣くの"と返す、ここの対比にゾクっとします。

 

11. BLACK FIRE

ハードなロックナンバー。加藤先生の"今燃やせ"のシャウトは当時のNEWS界隈を震撼させたと聞きます。また手越さんのロックシンガーとしての実力が遺憾なく発揮された曲でもあります。2人のユニット曲がなかったのが惜しまれる…

 

12.ORIHIME

ヒロイズム先生の王道、切ない系ラブソング。 曲の世界観はストレートに七夕の物語ですね。 梅雨の後半、悪天候になりがちな七夕。 織姫と彦星、今年は逢えるんでしょうか。"もういいよ"の声が聞こえますように。 この曲の加藤さん、安定して上ハモを担えるようになってきた感じですかね。

 

13.流れ星

NEVERLANDもクライマックス、下界へ帰る応援歌といった風情。 増田さんの"未来だけが知っていた"の"が"の歌い方が、地面を蹴っ飛ばすような勢いを感じて好き。"何一つ終わってない 未来へと手を伸ばせ まだ歩けるだろ"の歌詞も好き。6人時代にも幾度となく新曲候補になってたらしい。確かにcolorとか入っててもおかしくなそう、そして6人での歌割りがなんとなく想像出来る。

 

14.“The Grand Finale”

NEVERLANDに次回入る時の鍵は、NEWSを愛しつづけてくれているあなたの心。旅の最後、ミスター・インポッシブルはそう告げます。 本編最後に待つのは、一本の映画のエンディング曲のような、この曲。

 

15.U R not alone

Greeeen提供、今までの自分に全力で鼓舞される極上の応援歌。ライブでの一体感は凄まじいらしい。 楽曲としては、曲中の大半に添えられるオク下パートが印象的。 このあたりから小山さん=低音域というイメージがついてきた気もします。

 

16.“To Be Continued…”

NEVERLANDの旅はNEVERLANDツアーへ続く。アルバムとライブツアーがひと繋がりであることが最後に語られます。

 

17.I'm coming(Vo.手越祐也

アルバム本編終わったなぁ…と思ってしんみりしてるといきなりギターが鳴りだしてびっくりするやつ。まあ有り体に言えばS○Xの曲なんですけど、歌唱力のおかげで結構サラッと聴ける。いやらしくなりすぎないというか(本当かよ)。手越さんこういうジャンルが好きなんやろなぁ。

 

18.ニャン太(Vo.小山慶一郎

この時期に小山さんが愛猫を亡くされたのだとか。タイトルの通りその名はニャン太、19歳。猫としては大往生の年齢なんですけど、長年家族として連れ添ってきた飼い主は悲しいもの。ですが、ペットの死に際してこのような前向きな歌詞が書けるのは素晴らしいなと思います。聴き手にも元気を与えてくれる曲ですね。

 

19.あやめ(Vo.加藤シゲアキ

ある意味歴代NEWS関連の中で最も難解な曲と言えるのではないでしょうか。「いのちのうた」でも披露されたましたね。加藤さんの脳内、いったいどうなってるの(褒めてる)適当に感想書ける曲じゃなさそう。畏れ多い。 個人的には雨の日の散歩で聴きたい曲。

 

20.FOREVER MINE(Vo.増田貴久

山下達郎さんのカバー。これまでの増田さんソロに(恐らく)なかったバラード曲。強く優しく伸びるボーカルが活かされた、極上のラブソング。

 

総評

増田さんの言うように非常にクセの強い4部作、その1つめの作品です。何となく雰囲気をそれっぽくした統一感のない「コンセプトアルバム」って世間にままありますが、NEWSのこの4部作は世界観作りも徹底してて噛めば噛むほど楽しめるって感じですね(その分初心者は入り込みにくくなるというのも無きにしも非ずですが)。あと音作りも重厚な曲が多い。

 

というわけで、今回のおすすめベスト5!(3つに絞りきれないのと、アルバム全体の曲数も増えましたしね)

1位 ミステリア

2位 流れ星

3位 あやめ

4位 ORIHIME

5位 Silent Love

 

ほんとに良い曲が多いですねこのアルバムは。U R not aloneも捨てがたい…

では!

 

 

 

 

 

NEWSアルバム ♯7『QUARTETTO』

お久しぶりです!

まずは4部作完結ということで、メンバーの皆さんもファンの皆さんもおめでとうございます!

STORYオーラスの配信ライブ、僕も参戦させていただきました。

ここから新たなフェーズに進んでいくNEWS、20周年も楽しみにしております!

 

というわけで、今回は4部作の直前にあたる作品。

 

QUARTETTO(2016.3.9)

 

 

1.Theme of “QUARTETTO”

"4人が奏でる音"をモチーフとしたインスト。収録されている各曲のモチーフがふんだんに盛り込まれていてワクワクしますね!

 

2.QUARTETTO

こちらが本格的な(?)オープニング曲。 4人でメロディーを奏で、ハーモニーを紡ぐアルバムなんだよという主題が示されていますね。 増田さんの"QUARTETTO(無声音)"の発音が気になる…!

 

3.ANTHEM

四銃士カップリング。恒例のサッカーソング。 増田さんに「ラップ担当」的な属性が追加され始めたのはこの時期なんでしょうか?? 大サビの手越さんの歌声が非常にやんちゃで聴いてて気持ちがよい。

 

4.シリウス

冒頭のテゴシゲのハモりが聴きどころ。加藤さんが高音の実力を着々とつけている…! その後を受ける増田さんの自由に飛び回る感じのフェイクも気持ちいい。 この曲は歌詞もすごい好きです。 "SLENDA"って何だろう…?と思ったら商品名なのですね(今調べた)。ブラの曲第3弾。

商品名ではあるんですけど、その"SLENDA"が今はもういない彼女の痕跡を惜しんでいるかのような風情を感じられるのがまたよいです(さくらガールの"ラ ラ ラブ さくら"にも通じる余韻)。

 

5.Touch

シングル。タイアップ先に合わせ、「触れる」ことをテーマにしたラブソング。 "触れたい""触れtouch"のリズムの良さがベタながら印象的。

 

6.NEWSKOOL

メンバー紹介曲。タイトルは「オールドスクール」をもじって新たなルールといった意味でしょうか。 直接メンバーの名前は出てこないものの、"あの手この手伝えたぜ""磨いたスニーカー履いたら""活字のように""言うよ(祐也)"などメンバーに纏わる単語が散りばめられています。

 

7.四銃士

NEWS初の試み、DVDシングルに収められた表題曲。作曲はかの有名な指揮者・西本智実さん。原曲はロシアの作曲家・S・ラフマニノフパガニーニの主題による狂詩曲』。クラシックの教養が筆者にはないので上手く語れませんが(悔しい)、壮大でかっこいい。こういった曲を歌いこなせるのも、テゴマスを筆頭に高い歌唱力があってのことですね〜!

 

8.Wonder

本作のアゲ曲はこちら。ハイトーンで喉を利かせる手越さんといい、ラップといい、これ以降のアルバムに各1曲はあるような全員でバチボコにカッコつけるタイプの曲の先駆け的存在。加藤さんの"Yeah Yeah そんなの簡単じゃない?"の自信満々な感じが好きです。

 

9.ライフ

深夜、ちょっとした不安に襲われたときに聴くと効果的な癒し。真正面から命について向き合うちょっと重めのテーマですが、勢いのあるアレンジと明るい曲調のおかげで救われます。 限りある日々をいかに生きるか、リリース当初から大きく世界が変わってしまった今、改めて聴くのもいいかもしれません。

 

10.チュムチュム

シングル。 NEWSといえばYou&J世代を代表する王道アイドルですが、もう一つのイメージとして「トンチキ」もあるんじゃないでしょうか。こちらはNEWSにおけるトンチキ(真面目に様子のおかしなことをする。ジャニーズイズムでもありますね)楽曲の代表曲。逆さま言葉で歌い出したかと思えば"ガンジスのほとりで君を見た"。その訳のわからなさとは裏腹に、気付けば口ずさんでしまう(ほんまか?)中毒性を有しております。

 

恋してインディアって何?

 

11.Departure

「出発」と題された、前向きな門出の曲。『きらめきの彼方へ』を想起させるような爽やかさ。 "戻りたい場所などどこにもないから" "叶えたい未来へと照準あわせ" など、過去を振り返らずひたすら前を向く歌詞がエネルギーに満ち溢れていて気持ちいいです。

 

12.ヒカリノシズク

シングル。加藤さん原作&出演のドラマ主題歌。つまり加藤さんの才能が開花した曲。雨の夜に聴きたいですね。悩みもがく人がほっと一息つけるような、一つの光となるような、そんな曲です。

 

13.LIS'N(Vo.増田貴久

ゴリゴリのマスラップとサビの澄んだ歌声とのギャップが激しい。イチオシの歌詞は"shut up and watch me…"ですね。黙って俺を見ろ。好き!!!!!!

 

14.愛のエレジー(Vo.小山慶一郎

小山慶一郎×歌謡曲再び。小山さんの声で歌われる未練タラタラの切ない曲、好きです。 "あなたを死ぬまで愛したい"というセリフもダサカッコいい感じで味があって良いですね。

 

15.星の王子さま(Vo.加藤シゲアキ

言わずと知れた名作小説を戯曲に仕立て上げたかのような曲。作家・加藤シゲアキの本領発揮といった感じですね! NEWSのライブの練られた世界観は加藤先生のこういう引き出しの多さから来てる部分も少なくないんだろうなと思います。

 

16.Encore(Vo.手越祐也

手越さんお得意の歌い上げ系失恋バラード。 「終わったと分かってるのにそれでも求めてしまう」のはまさにアンコール…!

 

総評

今作のコンセプトは”四重奏”。4人の歌を聴かせることに専念された作りという印象で、コンセプトがはっきりした前後の作品に比べて肌触りはあっさり。初心者でも比較的入りやすいアルバムかなぁと思います。

 

最後に今回の個人的お気に入りを。

・本編部門

1位 ライフ

2位 Departure

3位 Wonder

 

・ソロ曲部門(こちらは1曲だけで)

1位 星の王子さま

 

ではでは!

 

 

 

 

NEWSアルバム ♯6『White』

今回はこちらのアルバムです。

White(2015.2.25)

 

 

1. MR.WHITE

リード曲。いつになくデジデジしたイントロ。当時の音って感じがします。 「白」はNEWSのイメージカラー。これをもってもう一度挑むNEWS。「色とりどりの夢」を信じて、アルバムの世界が幕を開けます。

 

2.KAGUYA

君の名は?"KAGUYA" シングル。なぜこのタイミングでかぐや姫の曲を出そうと思ったのか。 よくわからないのに何故かかっこいい、こういうのがNEWSの真骨頂の一つですね(この次に出すシングルがそういう意味で強すぎて若干霞みますが)。和服+和傘のパフォーマンスもかっこよかったです。

 

恋のSAGAって何?

 

3.NYARO

前作収録の「ポコポンペコーリャ」に続くブラのタイアップ曲、かつ「ポコポンペコーリャ」と同じ作詞家の方が関わっているということで。 この路線のファンシーで可愛い世界観の曲を聴くと、ああこの時期のNEWSやなぁと思います。

「ラブソングみたいに 何とかして」の手越さんが最高にアイドル。

 

 

4. SEVEN COLORS

サッカータイアップ。「白」をテーマにしたアルバムにあって、この曲が描き出すのは色とりどりの鮮やかな世界。

 

5. Weather NEWS

嵐兄さんなんかも感謝カンゲキ雨嵐とか嵐の前の静けさとかありましたけど、こういうユニット名に引っ掛けた曲が作れるのは普通名詞ユニット(?)の強みですよね(検索はしづらいけど)。 加藤さんのラップの声が櫻井くんに似てるな〜と聞く度思います。好きな曲です。

 

6.SuperSONIC

この曲もEDMっぽい音作りがされてて、それまでのNEWSではあまりなかったタイプの楽曲やなぁと思います。 「迷いを断ち切った」「手放せば手に入る」という歌詞がありますが、4人になってからのNEWSはまた一段と物語性を帯びたなと。それが楽曲にもよく表れていますね(語彙力不足)。

 

7. Black Jack -Inter-

8.BYAKUYA

「黒」のインターミッションを挟んでBYAKUYA。ダークファンタジー。White in darkness。暗闇の中の白。白なのか黒なのか。この曲があったからこそNEVERLANDがあり4部作があるんだと思います。

 

9. ONE -for the win-

シングル。サッカーW杯のテーマソング。歌詞には32ヶ国の出場国の名が織り込まれています。それだけ斬新な試みをしても様になってしまう凄い曲。

 

10.White Love Story

何が白なのかと考えたらウェディングドレスの純白の白か。そういう白もあったか。 僕が外野から見ていたNEWSのイメージはこんな感じ。

 

11.愛言葉

6人NEWSにはShare、4人NEWSには愛言葉。Shareがメンバー愛を歌うという要素が強かったのに対し、この愛言葉はファンへ向けての愛という色彩がよりこいですね。 当時からのファンにとって、メンバー3人にとって、今この曲はどんな存在なんだろうか。

「やっと叶えたこの4合わせ」を8年間体現してくださった4人NEWSに全力の尊敬と感謝を。

 

12.ロメオ 2015(Vo.小山慶一郎

小山さんと錦戸さんのユニット曲だった曲。かの有名なロミオとジュリエットがモチーフ。 小山慶一郎×歌謡曲はいいんですよ。 作詞作曲は嵐の「とまどいながら」とかも手掛けたオオヤギヒロオ先生。こういう曲も書かれるんですね。

 

13.Skye Beautiful(Vo.増田貴久

4人体制になってからどんどんEDM色を強めていく増田さん。 序盤のピアノサウンドと交錯しながら段々音が激しさを増し、終盤はかっこよくラップで締める曲。 ますださんの思う「美しさ」。彼の世界観を覗いてみたい、掘り下げてみたい、そう多くの人に思わせる魅力を持った人だなぁと思います。

 

14.あなた(Vo.手越祐也

手越祐也手越祐也による壮大な失恋バラード。歌唱力の暴力。 「あなたのことを愛してる」から「あなたのことを愛してた」と過去形になるのが時間の経過と気持ちの変化を表していますね。

 

15.ESCORT(Vo.加藤シゲアキ

ファルセットがふんだんに使われてて、歌唱力の向上を印象付ける一曲。加藤先生のお洒落で紳士なとこ出ちゃってます。 No.5は香水のことらしい…?

 

総評

まず、今回の個人的ベスト3!

1位 BYAKUYA

2位 SuperSONIC

3位 MR.WHITE

 

かなり凝ったアルバムですよね。NEWSのアルバムとライブがこれまで以上に徹底的に世界観を固めたものへと飛躍していった、ターニングポイントになる作品だと思います。また、かなりデジタルっぽい音作りがされてるなぁという印象も持ちました。

本作を含めこれ以降のアルバムは特に、映像とセットにしないと語れることに限界がありますね…精進します!

 

 

NEWSアルバム ♯5『NEWS』

今回はNEWSが4人になって初めてのオリジナルアルバムです。

 

NEWS(2013.7.17)

 

1.compass

インスト。4人になったNEWSの所信表明。四方を指すコンパス。 このアルバムが目指すものをはっきり教えてくれているわけですね。コンセプトがはっきりしたこれ以降のアルバムではインストやテーマ曲が毎回収録されているんですが、それらの先駆け的存在と言えるでしょう。

 

2. WORLD QUEST

シングル。初めてのサッカーソング。 てごっさんの負けず嫌いメンタルがこの曲に結実した的なイメージ。 チャンカパーナに続くナンバーらしく、這い上がる勇気をくれる曲です。 「壁こじ開けてミラクル起こせ」

 

3.4+FUN

4人NEWSのアンセムと呼んでいいですかね。 前年のツアー成功を受け、「4人でもいけるぜ!」というみなぎる自信を感じる曲。 「ファンタスティックな愛」という言葉選びがいかにもNEWSらしいなぁ。

 

4. 渚のお姉サマー

SUMMER TIMEの進化版とも言うべき(?)、海辺の一夏の恋を歌った曲。 今回のお相手は少し年上のお姉サマーということで。 ワコールのCMタイアップ曲。ワコールはKAT-TUNのCOSMIC CHILDといいジャニーズの曲を起用して下さるイメージがあります。

 

5.ポコポンペコーリャ

シングル。トンチキ。メシテロ。ハラヘルヤ。ハラヘッタ。(夜中に書いてる)

 

6.恋祭り

ストレートに夏祭りの曲。浴衣姿の「君」を追う切迫した描写に、後から回想シーンのようなパートが挟まれます。テンポを落とした回想シーンは夢の中に誘われるような感覚を受けます。 2人の恋の行方…青春…あぁ

 

7. Greedier

星空が似合うミディアムバラード。口笛が印象的。

 

8. ベサメ・ムーチョ〜狂おしいボレロ

元になったのはスペインの曲らしいです。「ベサメ・ムーチョ」とは「私にたくさんキスをして」との意味。ラテンな世界観のダンサブルなナンバーです。

 

9.チャンカパーナ

シングル。言わずと知れた4人でのデビュー曲的存在。 語り尽くされてる部分もありますが、このタイミングであえてこういうアップテンポな曲を持ってきたのはとても良かったです。グルーブ感があっていい曲です。 一時代の幕開けを告げる曲として、これからも歌い継がれてほしいものです。

 

10. Dance in the dark

聴くとテンション上がりますね。手越さんが少プレで叫びまくってた曲。

そしてエロい。「どうするの?どうしたい?」「あなたはDont't say no」判断を相手に委ねてるところがいいですね。

 

11.HIGHER GROUND

酸いも甘いも噛み分けながら少年っぽさも残ってる、なおかつ希望を感じる曲ですかね。 グループのバックグラウンドに合わせながらも普遍的な応援歌なのがいいな。

 

12.フルスイング

チャンカパーナカップリングながらアルバムに収録。 フロントマン脱退を受け新体制で始動したNEWSの物語を象徴する曲。 聴く人の人生の節目節目で背中を押してくれる曲ではないでしょうか。 NEWSの3人がこれから振る賽に期待を寄せずにはいられません。

 

13.CRY

今全部涙を流してしまって次に向かおう、と歌う曲。 涙流したらスッキリしますからね。

 

ソロ曲は初回盤Bにのみ収録されていますが、こちらは今回は割愛します・・・!

 

総評

まず今回の個人的ベスト3!

1位 WOULD QUEST

2位 HIGHER GROUND

3位 チャンカパーナ

あとはDance in the darkやフルスイングも好きです!

NEWSが4人で歩き出したあの時期の空気感がそのままパッケージされたかのような、そんな熱気を感じるアルバムでした。

飛び抜けてこの曲!というよりは、平均的に好きな曲が多いなぁという感想です。