NEWSアルバム ♯11『STORY』
ついに来ました。
NEWS4部作の締めくくりにして、現時点での最新アルバム。
STORY(2020.3.4)
- 1.STORY
- 2. SEVEN
- 3.SUPERSTAR
- 4.We Never Gave Up -Interlude-
- 5.何度でも
- 6.What is Love? -Interlude-
- 7.STAY WITH ME
- 8.Perfect Lover
- 9. Love Story
- 10. Commitment -Interlude-
- 11.エス
- 12.トップガン
- 13. Prime Time of My Life -Interlude-
- 14.君の言葉に笑みを
- 15.クローバー
- 16. NEW STORY
- 17.戀(Vo.増田貴久)
- 18.Narrative(Vo.加藤シゲアキ)
- 19.STAY ALIVE(Vo.小山慶一郎)
- 20.プロポーズ(Vo.手越祐也)
- 総評
1.STORY
4部作もラスト、ツアーのオープニングで歌われた記憶も新しいリード曲。 長めのイントロが、これまでの3作で言う冒頭インストの役割も果たしていそう。 シリーズ完結作らしく、N,E,Wの3作を彷彿とさせる言葉が散りばめられた歌詞も印象的。聴く上で一番のフックとなるのはやはり「そして僕ら2020 夢見たあの場所へ」でしょうか。
2. SEVEN
前トラックから間髪入れずに始まる2曲目。しかしこのタイトルはなんだろう?4+7で11になるのはわかるけど、サッカーソングでもないし。4人になってから7つ目のアルバムだからという話も聞いたことがありますが、果たして…? C&Rも出来て盛り上がる曲なので、いずれまた歌っていただきたい曲ではある…
3.SUPERSTAR
結果的に最後となったサッカータイアップソング。ヒロイズムさんかと思えばやっぱりヒロイズムやなとなる音の作り。良曲。 Aメロの歌詞が1番2番ともに平仮名表記なの好き。 手越さん&加藤さんの大サビソロリレーの高揚感と美しさは4人体制のNEWSの結晶。
4.We Never Gave Up -Interlude-
加藤さんの語り。「挫折」というテーマから、幾度にも渡るメンバー脱退を乗り越え、なお前向きに進んでいこうという覚悟を込めたお話。次の曲とセットで聴くのがいいですね。
5.何度でも
NEWSのこれまでを振り返り、これからを見据えて更に進んでいく。 1〜9まで重ねるカウントはオリジナルメンバーの人数。 これまでNEWSに関わってきた人達、NEWSを応援してきた人達、そしてNEWSというグループそのものへのラブソングなのかなと感じました。
6.What is Love? -Interlude-
小山さんによる「真実の愛とは何か?」という語り。ファン、メンバー、家族に対しての一生続く愛が自分の存在意義だと語る小山さん。それを受けて、次はラブソングパートです。
7.STAY WITH ME
ミディアムテンポの一目惚れラブバラード。夏の海で女性をナンパしたり深夜バスでナンパしたりするこれまでの楽曲からは考えられないぐらいピュアな歌詞。だけどそれも不思議としっくり来てるのは流石に白をイメージカラーに持つグループと行ったところ。「Just Stay…Stay with me uh」のパートではメンバーの歌の巧さを堪能出来ます。
8.Perfect Lover
「初恋以上ロマンス未満」というトキメキワードの威力よ。 歌詞は総じて徹底的にポジティブな言葉で構成されてるんですけど、押し付けがましくないので、どんな気分の時も結構サラッと聴ける曲です。リズムも気持ち良くて、「ドラマティックにGood Morning/ファンタスティックにGood Tonight」の軽い押韻も好きです。 トラックの最後、メンバーへの質問コーナーから次の曲へと繋がります。
9. Love Story
シングル。王道ラブソング。 近年のNEWSの曲はラップに近い、メロディのあるラップのようなパートがあることが多いですが、この曲もですね。穏やかに聴ける一方で情感もきっちりあるという、いい曲です。
10. Commitment -Interlude-
増田さんの語り。「こだわり」というテーマから責任→愛、と論を展開したところから何やら不穏な語り口(褒め言葉)に。そこからの流れはもう背筋がヒュッとなりますね。どこからが台本…?
11.エス
冒頭からバチバチにキメてくる増田さんのラップ。それを受けて手越さんのBメロからの高音シャウト。小山さんの気怠げで淡々とした低音。最後に全てを攫っていく加藤さんの囁き。4人NEWSの一つの到達点なのかなと。
12.トップガン
シングル。Love Storyとの両A面。 「凛々咲いたトップガン」とか「一旦の謳歌」とか、漢語の使い方が上手いなと思いました。言葉のリズムが聴いていて気持ち良い曲です。 Cメロで細かいリズムを刻む年長組→大サビの年少組ソロリレーという展開も良いですね。
13. Prime Time of My Life -Interlude-
手越さんの語り。最高な時間を共有したいのは「ファンの子」だと語る手越さん。彼の往く道がこれからもその言葉通りでありますように。
14.君の言葉に笑みを
ファンの皆様からNEWSに伝える生の「夢」を乗せたこのアルバムらしいハートフルな一曲。こういう心のやりとりに、NEWSというアイドルは長けてるなぁと思います。 個人的には、「大きくなったらジャニーズになりたい」と話す男の子に将来ジャニーズに入ってほしい。笑
15.クローバー
希望〜Yell〜をサンプリング。4人がそれぞれ担当するパートの歌詞を書いて持ち寄って出来た曲。僕が加藤担を名乗る理由はこの曲の彼の書いた歌詞に凝縮されてると言っても過言ではないでしょう。 いい曲。聴いてくれ。
16. NEW STORY
本編最後。四部作の締めくくりにして新たな出発を告げる曲。エンディングにしてオープニング。リアルなストーリーたるそれぞれの人生にも投影出来る応援歌。 「何度 夢に敗れ 夢にはぐれ ここまで来ただろう 生きていく 一度きりの 物語が 自分(きみ)のSTORY」
17.戀(Vo.増田貴久)
Greeeenさんが今度はソロへの提供。「いとしいとしというこころ」で戀。 増田さんのいい声が純粋に堪能出来る、素朴ながら名バラードです。
18.Narrative(Vo.加藤シゲアキ)
「Narrative」も「STORY」も物語のこと。シゲアキ先生の頭の中は一体どうなってるんや(褒めてる)と聴き手を悩ませる名曲。低音で攻めてからの終盤の急展開。かっこいい。 物語は立ち止まらず進んでいくんですね…!
19.STAY ALIVE(Vo.小山慶一郎)
かねてから温められていた、と伝えられる曲。かっこいい音作りに比してメッセージソングでもあります。「I was alone Can I still live here?」とか「光のないパレード 孤独の最果て」とか、歌詞が本当に重い。それでもなお「あなたのヒカリになりたい」と歌う小山さんが素敵です。
20.プロポーズ(Vo.手越祐也)
これは最高のハッピーエンドなんでしょうか。この曲が意図されていたところは僕にはわかりませんが、手越さんがファンを想う気持ちには一つも嘘はないのだな、と思わされます。観たり聴いたりする度に元気と活力をくれる、手越さんはそういうアイドルでした。
総評
優しいアルバムですねぇ… 人の人生に寄り添ってくれる、自分のありのままを肯定した上で進んでいくことを許してくれる、優しいアルバムだなぁという印象です。それでいてエスみたいな新しい挑戦も織り込んでくるし、飽きの来ない良い作品です。4人のNEWSと3人のNEWSの境目に建てられた、優しい記念碑。
個人的に特に好きな曲を挙げるとすれば、クローバー、NEW STORY、エス、STORY、トップガン、あと加藤さんのNarrativeあたりになりますかね。
というわけで、NEWSのアルバムレビューは以上です!
新しいリリースがあったり、もしくは他のグループのアルバムについても機会があれば書くかもです…!
これからもよろしくお願いします。ではでは!