NEWSアルバム ♯10『WORLDISTA』
更新めっっちゃ間が空いてしまいました。みなさんお元気ですか?
私は今回の文章を2ヶ月かけてちまちま書いてました。
言うてる間に新曲出ますね。
「U R not alone」「「生きろ」」に続く、応援歌生まれ応援歌育ちのNEWSによるどストレートな応援歌「未来へ」、
「BURN」の熱いロックサウンドは継承しながらも、よりお洒落でポップに仕上がった「ReBorn」、
どちらも楽しみですね。公式YoutubeチャンネルさんにはMVも上がってますのでぜひぜひ(ステマ)
ということで行ってみましょう。今回は仮想世界です。Three,two,one,Worldista!
※斜体字を含むトラックは曲ではなくインターです。世界観を解くために重要なポイントとなります。
WORLDISTA(2019.2.20)
- 1.ログインシークエンス -INTER-
- 2.WORLDISTA
- 3.オリエンテーション -INTER-
- 4.DEAD END
- 5. CASINO DRIVE
- 6.インビジブルダンジョン
- 7.第一チェックポイント
- 8.SPIRIT
- 9. BLUE
- 10.FIGHTERS. COM
- 11.発表会 -INTER-
- 12. Digital Love
- 13.リボン
- 14.クイズ -INTER-
- 15.サンタのいないクリスマス
- 16.strawberry
- 17.「生きろ」
- 18.エンディング -INTER-
- 19.Symphony of Dissonance(Vo.増田貴久)
- 20.Dolls(Vo.手越祐也)
- 21.Going that way(Vo.小山慶一郎)
- 22. 世界(Vo.加藤シゲアキ)
- 総評
1.ログインシークエンス -INTER-
今回は仮想空間への旅。ゲームみたいで面白そう!
2.WORLDISTA
リード曲。4部作の3作目らしく、かなり「前々作・前作を踏まえた世界観の作品である」ということが強調されております。 また、"S"という最後の頭文字が未だ残されていることも示唆されています。これは次回作への伏線ですね。わくわく。
3.オリエンテーション -INTER-
仮想世界"WORLDISTA"の説明。NEWSのメンバーと色々なイベントが楽しめるわけですが…?
4.DEAD END
エンジンがかかってレースに出発する曲。この世界での本格的な冒険がここから始まります。 絶望的なタイトルとは裏腹に、希望に溢れた歌詞が印象的です。 ありったけの熱量(バワリー)握りしめて行きましょう。
5. CASINO DRIVE
レースの次は、スリル満点の駆け引きが行われるカジノ。賭ける対象は恋心。Targetは君のことと強気に歌う手越さんはパブリックイメージそのもの。 前曲の勢いを受け、やんちゃな4人衆NEWSが聴き手のボルテージを更に上げる…そんな印象の曲です。
6.インビジブルダンジョン
こちらはかなり世界観強めの曲。RPGっぽい曲ですよね(語彙力)。人生というダンジョンにおいて、自分という見えない敵に打ち勝っていけ!といった感じですかね…? 「地下室」と書いて「ジブン」と読ませていた、NEVERLANDの『ミステリア』を彷彿とさせます。
7.第一チェックポイント
小山さんの声でスペシャルボーナス、そしてワールディスタカップへの案内がされます。次はe-sportsゾーン!
8.SPIRIT
BLUEの陰に隠れがち(イメージ)ながら、ポップで聴きやすい良い応援ソング。ストリングスとキーボードが親しみやすさを演出してるんですかね(?) Aメロの小山さんの重低音、お腹に来る感じで最高ですね。こういう歌い手がいると楽曲の幅が広がるんですよね。
9. BLUE
シングル。サッカーワールドカップロシア大会のタイアップソング。如何にもサッカー応援ソングという感じで、「さあ日本代表を応援しましょう!」みたいなわかりやすいメッセージソングなんですが、そこに押し付けがましさが一切なく(政治的な意味はないです念の為)、聴きながら否応無く「うおおおお!!!」とテンションが上がってしまいます。Cメロの増田さんのラップに近い譜割りの細かいメロディーからの手越さんの雄叫びも最早サッカータイアップの定番パターンですが、それがかっこいいんですよそれが!
10.FIGHTERS. COM
タイトルを打とうとするとすぐ謎のリンクに繋がってしまうことでお馴染み、べらぼうにかっこいいロックナンバー。NEWSはこういう曲も出来るんですよね。増田さんの爆イケラップや手越さんの荒れ狂ったシャウトもさることながら、個人的には最大の聴きどころは加藤さんの「不動の魂」「孤高の魂」です。数年前までの彼では考えられなかったような音域(大変失礼)。高音を張るタイプの楽曲で手越さんと加藤さんの2枚看板が使えるのがこれからのNEWSの強み!だったんですが…。
11.発表会 -INTER-
7つのエレメント、 8つの惑星、 9つのイノベーティブ、 そして耳から脳へシンクロする10個目のプロダクト、WORLDISTA…!
12. Digital Love
タイトルの通り、これまでのNEWSの楽曲の中でも上位に来そうなピコピコ具合。歌詞はいかにも王道のロマンチックなラブソングといった感じ。こういう楽曲を嫌味なく歌えるのはNEWSの強みか。理想のデートをメンバーがエスコート!的な世界観に浸れるわけですが、例に漏れずこの曲にも4部作のヒントとなる単語が色々と散りばめられてそうで、油断ならない…
13.リボン
伴奏はピアノ一本、珠玉のバラード。個人的には増田さんの曲というイメージ。この曲の増田さんの発声すごいですよね。空気の量の違いなのか、どこから声出してます?というか。掴もうとしてもするりと抜けてしまう声というか。 そして歌詞。ふわっと聴くと「失恋ソングかな?」という印象を最初受けたんですが、 「塵のように漂うボクは 空には届かないよ」 「消えてゆく炎」 このあたりの歌詞で「あ、死別やな」と察しが付きます。歌詞中で亡くなった方の存在も、するりと抜けて空へ行ってしまったのかな…と。手を伸ばすことも出来ずに。そういう世界観と増田さんの儚げな歌い方が重なるような気がします。個人的に。 長くなりましたが最後に言わせていただくと、小山さんが苦しそうに歌う「あなたいないから」は絶品です。切なくて苦しくてどうにもならない歌詞を歌う天才、小山慶一郎。
14.クイズ -INTER-
ここで意味深なクイズパート。テゴシゲのお2人が参加。最後の手越さんの回答「クリスマス!」から間髪入れずに次の曲へ繋がります。
15.サンタのいないクリスマス
こんなに明るい失恋ソング聴いたことないっすね。切ない想いを綺麗に纏めた歌詞、意外とドッシリしてて安定感のある音作り。あとシンプルにメロディが良い。NEWSの良い曲には高確率でヒロイズムさんが関わってるの法則。
16.strawberry
季節外れの9月のイチゴ。NEWSメンバー作詞、15周年の記念曲。ギターで弾き語りするのが似合いそうで、なんか個人的にはアメリカンっぽい印象(?)。shareや愛言葉と比べると"大人になって落ち着いたからこそ歌える愛"みたいな感触ですかね。大人の愛と友情って感じ。 あと、「7月4日に生まれた僕」という冒頭のインパクトよ。
17.「生きろ」
シングル。NEWSに数ある命を削る系応援歌(今命名)の最高峰の一つ。タイトル通り、生きることへの飢餓を強烈に煽る曲ではないでしょうか。 この曲のリリースの少し前にグループに起こったこと、またリリース前後の時期からこの3年の間に起こったこと。それを経て今も「懸命に誓った仲間の絆を道しるべに」歩みを止めないNEWSというグループに最大限の敬意を。
18.エンディング -INTER-
ゲームの結果発表、そしてワールディスタカップへの重要な案内がなされ、アルバム本編は終幕です。
19.Symphony of Dissonance(Vo.増田貴久)
前年のThunderと同じクリエイターさんの作。増田さんをよく理解している方々と思われます。 クラシカルかつダンサブルといった感じの曲で、増田さんの新境地。難解な歌詞は丁寧に味わっていきたいですね。「明晰夢に立て篭もろう」が好きです。抑えた声のラップも張り上げた声のサビも両方堪能出来るのもポイントです。
20.Dolls(Vo.手越祐也)
NEWSの手越祐也としてライブで披露された、結果的に最後のソロ曲。 「世は舞台 人は皆役者」というシェークスピアの喜劇の有名な一節が引用されています。この世という舞台で演じるアイドルという存在とは、「俺は人形なんかじゃない」と叫ぶ本当の手越祐也とは…? 考えさせられます。
21.Going that way(Vo.小山慶一郎)
歌謡曲路線が多いイメージだった、小山さんの新境地となるEDMナンバー。当時の時世柄というか、小山さんのアイドルとしての新たな決意表明という印象を受けます。 個人的には次作の「STAY ALIVE」と合わせて聴いてみるのもいいかなと。
22. 世界(Vo.加藤シゲアキ)
作り込まれたサウンドが多い加藤ソロの中では比較的シンプル、アコギ主体の曲。反面歌詞は哲学的。悩みながらも希望はある、という感じ。ここで言葉を尽くすよりもじっくりと聴いてほしい← 個人的にも色々悩んでるときに救われた、一見冷めてるのに熱を保った熱い曲です。
総評
前2作の世界観を受けてのバーチャルな世界をコンセプトにしたアルバムですが、一方で前2作よりもリアル寄りというか、ストレートに親しみやすい応援歌やラブソングが多いなと感じました。
また小山さんや加藤さんの歌唱力上昇に伴い、より「チームとしてのNEWS全員」で音楽を作っている感が今まで以上に強く、成熟した大人のグループという印象を受けました。strawberryのようにこのタイミングの4人をリアルに感じ取れる(厳密には少し先行で発表された楽曲ですが)曲が収録されているのも感慨深いです。
というわけで(もはや私がランキングつけるよりもまず全曲聴いた方がいいような気もしますが)今回の個人的ベスト5をば!
気分によっても変わるんですが、今は
1位 「生きろ」
2位 CASINO DRIVE
3位 FIGHTERS. COM
4位 Dolls
5位 リボン
ぐらいですかね~
ではでは!