NEWSアルバム ♯8『NEVERLAND』
お久しぶりです!
NEWSが3人になって1年のタイミングで出る新曲『BURN』、楽しみですね!
というわけで参りましょう。
※斜体字を含むトラックは曲ではなくインターです。案内人やメンバーが世界観について説明してくれます。
NEVERLAND(2017.3.22)
- 1.“The Entrance”
- 2.NEVERLAND
- 3.アン・ドゥ・トロワ
- 4.EMMA
- 5.“7 Elements"
- 6.Brightest
- 7.Silent Love
- 8.恋を知らない君へ
- 9.“Neverland Cast Members”
- 10.ミステリア
- 11. BLACK FIRE
- 12.ORIHIME
- 13.流れ星
- 14.“The Grand Finale”
- 15.U R not alone
- 16.“To Be Continued…”
- 17.I'm coming(Vo.手越祐也)
- 18.ニャン太(Vo.小山慶一郎)
- 19.あやめ(Vo.加藤シゲアキ)
- 20.FOREVER MINE(Vo.増田貴久)
- 総評
1.“The Entrance”
NEVERLANDの案内人、ミスター・インポッシブルの登場。 ここを入り口に始まるのは夢の世界。テーマパークに入るかのようなワクワク感が高まったところで、アルバムの本格的な幕開けとなります。
2.NEVERLAND
オープニング曲。ハリーポッターですか…?という第一印象。後に説明される"7つのエレメント"はじめ、このアルバムの世界観を現すワードが散りばめられている。間奏に入る子供の声(?)は4部作のアルバムオープニング曲に継承される要素。
3.アン・ドゥ・トロワ
最初の印象は朝食タイムに聴きたい優雅な曲…かと思えば18禁ソングやんけ!! 君とイきたい splashなshow time。 何となくお洒落な言葉選びと音作りでコーティングされて、結果的に洗練された仕上がりになってるのが凄い。
4.EMMA
アメリカンハードボイルドシングル。トンチキかと思いきやそうでもない、西部劇ですか?みたいな世界観。かっこいい。 "ギターを抱いて下手なアルペジオさ""こっちは引き下がり方知らない男""サヨナラまで2cm"あたりのワードセンスが至高。歌詞が天才。手越さんのワンちゃんのお名前でもありますね。
5.“7 Elements"
NEVERLANDの世界を構成する7つのエレメント(成分・要素)がここで語られます。炎・水・光・踊・音・魔・愛。このアルバム〜ライブツアーで繰り広げられるエンターテイメントの構成要素という感じですかね。
6.Brightest
タイトルの通り、煌びやかな音作りが特徴的。ヒップホップグループm-floの提供曲らしく、押韻が歌詞の随所になされていて気持ちいいですね。軽やかなラブソングです。
7.Silent Love
"朝靄に煙る街角 それぞれの明日を迎えた"という情景描写が気怠げな感じを演出する失恋ソング。 1番・2番ともに加藤→小山→手越とソロで回す歌割りは斬新。 ラップ担当として開眼した(?)増田貴久が最大の注目ポイント。
8.恋を知らない君へ
シングル。ピアノとストリングスが爽やかさと切なさを引き立てる、珠玉のラブバラード。その爽やかさたるや三○矢サイダーのよう。 やるせない余韻の残る加藤さんの"よかったのに…"と手越さんが大サビ前のハイトーンで叫ぶ"Wow"が個人的イチオシです。
9.“Neverland Cast Members”
NEVERLANDのキャスト、つまりNEWSのメンバー紹介。 バックの音楽はこれまでに比べてスピード感を増します。これから何が起こるんだろうか。聴き手を徐々に高揚させたところで汽車の出発です。
10.ミステリア
KinKi兄さんが歌ってそうな歌謡曲。個人的には本作ではこれが最推し。 "汽車"というモチーフ、"ツアー""5つの駅"といったキーワードが散りばめられ、考察しがいがある曲です。 NEVERLANDというコンセプトを差し引いても、自分と静かに、それでいて激しい内面を持って向き合える曲だと思います。 歌詞もあげればキリがありませんが、1番Bメロラスト、増田さんが"流れてゆくサクラの雪 狂ったように ヒラ ヒラっと待った"と歌い、2番の同じ箇所で加藤さんが"溢れてゆくサクラの影 狂ったように ユラリ泣くの"と返す、ここの対比にゾクっとします。
11. BLACK FIRE
ハードなロックナンバー。加藤先生の"今燃やせ"のシャウトは当時のNEWS界隈を震撼させたと聞きます。また手越さんのロックシンガーとしての実力が遺憾なく発揮された曲でもあります。2人のユニット曲がなかったのが惜しまれる…
12.ORIHIME
ヒロイズム先生の王道、切ない系ラブソング。 曲の世界観はストレートに七夕の物語ですね。 梅雨の後半、悪天候になりがちな七夕。 織姫と彦星、今年は逢えるんでしょうか。"もういいよ"の声が聞こえますように。 この曲の加藤さん、安定して上ハモを担えるようになってきた感じですかね。
13.流れ星
NEVERLANDもクライマックス、下界へ帰る応援歌といった風情。 増田さんの"未来だけが知っていた"の"が"の歌い方が、地面を蹴っ飛ばすような勢いを感じて好き。"何一つ終わってない 未来へと手を伸ばせ まだ歩けるだろ"の歌詞も好き。6人時代にも幾度となく新曲候補になってたらしい。確かにcolorとか入っててもおかしくなそう、そして6人での歌割りがなんとなく想像出来る。
14.“The Grand Finale”
NEVERLANDに次回入る時の鍵は、NEWSを愛しつづけてくれているあなたの心。旅の最後、ミスター・インポッシブルはそう告げます。 本編最後に待つのは、一本の映画のエンディング曲のような、この曲。
15.U R not alone
Greeeen提供、今までの自分に全力で鼓舞される極上の応援歌。ライブでの一体感は凄まじいらしい。 楽曲としては、曲中の大半に添えられるオク下パートが印象的。 このあたりから小山さん=低音域というイメージがついてきた気もします。
16.“To Be Continued…”
NEVERLANDの旅はNEVERLANDツアーへ続く。アルバムとライブツアーがひと繋がりであることが最後に語られます。
17.I'm coming(Vo.手越祐也)
アルバム本編終わったなぁ…と思ってしんみりしてるといきなりギターが鳴りだしてびっくりするやつ。まあ有り体に言えばS○Xの曲なんですけど、歌唱力のおかげで結構サラッと聴ける。いやらしくなりすぎないというか(本当かよ)。手越さんこういうジャンルが好きなんやろなぁ。
18.ニャン太(Vo.小山慶一郎)
この時期に小山さんが愛猫を亡くされたのだとか。タイトルの通りその名はニャン太、19歳。猫としては大往生の年齢なんですけど、長年家族として連れ添ってきた飼い主は悲しいもの。ですが、ペットの死に際してこのような前向きな歌詞が書けるのは素晴らしいなと思います。聴き手にも元気を与えてくれる曲ですね。
19.あやめ(Vo.加藤シゲアキ)
ある意味歴代NEWS関連の中で最も難解な曲と言えるのではないでしょうか。「いのちのうた」でも披露されたましたね。加藤さんの脳内、いったいどうなってるの(褒めてる)適当に感想書ける曲じゃなさそう。畏れ多い。 個人的には雨の日の散歩で聴きたい曲。
20.FOREVER MINE(Vo.増田貴久)
山下達郎さんのカバー。これまでの増田さんソロに(恐らく)なかったバラード曲。強く優しく伸びるボーカルが活かされた、極上のラブソング。
総評
増田さんの言うように非常にクセの強い4部作、その1つめの作品です。何となく雰囲気をそれっぽくした統一感のない「コンセプトアルバム」って世間にままありますが、NEWSのこの4部作は世界観作りも徹底してて噛めば噛むほど楽しめるって感じですね(その分初心者は入り込みにくくなるというのも無きにしも非ずですが)。あと音作りも重厚な曲が多い。
というわけで、今回のおすすめベスト5!(3つに絞りきれないのと、アルバム全体の曲数も増えましたしね)
1位 ミステリア
2位 流れ星
3位 あやめ
4位 ORIHIME
5位 Silent Love
ほんとに良い曲が多いですねこのアルバムは。U R not aloneも捨てがたい…
では!